未熟児がかかりやすい病気

未熟児貧血|未熟児がかかりやすい病気

未熟児貧血

未熟児貧血は血が足りないから起こる

当たり前だ!と思うかもしれません。しかし未熟児、中でも1,500g以下で出産した子どもの場合は、早期貧血、後期貧血が起こる可能性が高く、知らず知らずの間にも治療に入っていることがあるほどかなりの確率で発症します。

早期貧血

赤ちゃんは胎内にいる間は胎盤から栄養素をもらっているため、ほとんど酸素はない状態で栄養を摂取しています。それが出生後に肺呼吸を始めると、酸素供給量が急激に増えるため、全身に酸素を運ぶ役割の赤血球を増加させなくてはなりません。このために、赤血球を増加させるエリスロポエチンというホルモンが消費されて減り、赤血球を作る速度が低下します。

しかし赤ちゃんはその間にも母乳やミルクを飲み、どんどん成長し、血液も造っていくので、赤血球の生産量が間に合わずに、血中の赤血球濃度が低くなります。

これによって全身への酸素供給量が減って貧血症状を起こします。

未熟児はそもそも血液量が少ないことに加え、造血機能が未熟であることが多く、これも貧血を加速させるひとつの要因となります。

後期貧血

鉄分の不足により起こります。未熟児として母体から鉄分の移行が始まる妊娠後期より早く産まれると、体内の鉄分量が不足しています。これに加えて造血機能が未熟なため、身体の成長に対し、鉄分量が不足し、貧血症状を起こします。

未熟児貧血が起こるとどうなるの?確認方法は?

おとなの貧血と変わらず、顔、身体の色が青白くなったり、心拍数の上昇、息苦しさ、食欲不振、体重増加の減少などが起こります。

症状が一番わかりやすいのは口の周りです。一番最初に青白い反応が出やすく、血中酸素量のサチュレーションが下がった際にも口の周りは早くに青白くなってきます。

未熟児貧血の治療方法は?

鉄剤の使用が一番多いですが、未熟児貧血の度合いによって、また病院によって治療法は変わってきます。主な治療法としては以下の3種類があります。

  • エリスロポエチン製剤の投与
  • 鉄剤の投与
  • 輸血

早期貧血ではエリスロポエチン製剤の投与、酷い場合には輸血が行われます。エリスロポエチン製剤には成人では高血圧などの副作用が出る可能性があるといわれていますが、新生児では少ないとされています。また輸血には少なからずリスクもありますが、超低出生体重児では赤血球濃厚液などの血液製剤による輸血が行わることもあります。

鉄剤の投与はNICU、GCU入院中にも行われていますが、未熟児では退院後もしばらく飲み続けることも多くあります。

赤ちゃんはその急激な成長によって血液も多く必要なため、この時期に鉄分不足が続くことで将来貧血の症状が酷くなる可能性もあるといわれています。鉄は体内に貯蔵しておく分も必要なため、この貯蔵量が十分になるまでは使用することが進められています。

パパ
ひのくんはずっと貧血で血液製剤も使い、退院前も退院後もシロップは飲み続けています。生後4ヶ月(修正1ヶ月)で大分良くなってきました。

鉄剤(インクレミンシロップ)の飲ませ方

鉄剤はインクレミンシロップといい、簡単なあげ方としては、哺乳瓶の乳首にシロップを入れ、授乳前、ミルク前に飲ませます。

シロップ上で飲みやすくなっていますのでこの方法で自然に飲んでくれます。

Toru Matsura

投稿者の記事一覧

2015年15月874gの息子(ひのくん)誕生。子育てに奮闘中。猫命。中学校の英語の先生がマツウラでMatsuraと書いていたので真似して使い続け、今に至る。

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