未熟児がかかりやすい病気

未熟児網膜症|未熟児がかかりやすい病気

未熟児網膜症|未熟児がかかりやすい病気

私達の息子は両目とも早期少子体手術を受けるほど未熟児網膜症が進行してしまい、様々な眼科医から沢山のお話を聞いてきました。

超低体重出生児の発症率が100パーセントとも言われる

程度の差はありますが、超低体重出生児の100パーセントがかかると言われている未熟児網膜症。

未熟児網膜症に関してはネット上に沢山の説明がありますが、どうも わかりづらいので凄く簡単に説明してみます。

誤解を恐れず簡単な説明をしてみます

パパ
手術もしたのでかなり詳しく聞きました。

目の一番奥から目の外周に沿って眼球を覆うように網膜が這っていて、その網膜の太い血管が前方の黒目の方へ向かって伸びてくる感じをイメージしてください。出産予定日前の妊娠9ヶ月頃にこの血管が伸びてほしい位置まで伸びてきますが、それ以前に生まれた子はこの血管の伸びが止まってしまうことがあります。

では網膜の血管が目の真ん中位で止まったとしましょう。すると目の前半分は血管が通っていないので、酸欠状態になってしまいます。しかし太い血管は伸びません。するとなんとか酸素を届けようと、止まった血管の先から新生血管が伸びてきます。しかしこの血管は枝分かれしたり、本来伸びていかない目の内側(中心部)の方へも伸びていってしまいます。新生血管は細くて弱く、すぐに破れてしまいますが、これを修復する際に瘢痕収縮します。これが外周に沿って這っている網膜を引き剥がします。

もっとわかりやすく言うと、腕を切って血が出るとかさぶたになりますが、かさぶたは周りの皮膚を引っ張ります。この原理で、目の中心部でかさぶたができ、それによってかさぶたの周りが引っ張られ、最後には網膜が剥がれるというイメージです。

未熟児網膜症の主な原因

関係のある主な原因は酸素と言われています。

赤ちゃんは胎内にいる間はほとんど酸素のない状態で過ごしています。

これが胎外に出ることで外気の21%の酸素を急激に取り込む状態になります。更に未熟児の場合は自発呼吸ができないことが多いため、呼吸器をつけることになります。

この呼吸器が概ね30%から40%程度の高酸素を肺に直接吹き付けるため、赤ちゃんの体内が急激に酸素で満たされていきます。すると酸素は十分だと判断した血管が収縮し、遂には閉塞してしまいます。

網膜の血管もこのために収縮、閉塞し、伸びが止まってしまいます。結果的に毛細血管が発達し、未熟児網膜症を引き起こすといわれています。

呼吸器をつけなくても発症することがあります

呼吸器をつけなくても、外気の21%の酸素で未熟児網膜症を引き起こすことがります。

以前の新生児医療では、高酸素状態で管理していたことから、赤ちゃんの高酸素状態が続き、更に未熟児網膜症を治療する術がなかったこともあり、防ぐことがほとんどできませんでした。

しかし現代では極力少ない酸素量で管理ができるようになり、新生血管の伸びを止めるレーザー治療が一般化し、更に医療の発達により、高確率で網膜剥離を防ぐ早期硝子体手術が開発され、多くの未熟児の目を救っています。

私達の息子も両目とも早期硝子体手術を受けています。

レーザー治療と後遺症

レーザー治療とは、光凝固術と言われ、毛細血管が伸びてきた時に、血管がまだ伸びていない部分の網膜にレーザー光線を当てて網膜を焼きます。これによって焼かれた部分の網膜は死滅し、治ることはありません。しかしこのために網膜の酸素必要量が下がり、酸素はいらないぞ!と判断した毛細血管が自然と消滅していくことがあります。

後遺症は視野狭窄、近視、弱視、斜視、失明があります。

視野狭窄・視野欠損

視野狭窄は狭まるように見えないこと、視野欠損は見えない箇所があることです。

レーザーで網膜を焼いてしまい、焼かれた網膜は再生されることがありません。網膜に映像を映してものを見るため、その網膜が死んでしまえばその部分にはものが映りません。これによって視野が欠損していくことになります。

欠け方は欠損した方の話を聞くことでしか伝えられないのですが、レーザーの打ち方によりますが、基本的に網膜の欠陥が伸びていない外側を打つので、欠損というよりは狭窄に近いのではないかとのことです。

例えば筒を目に当てたように明らかに周りが欠けるのではなく、普通の目の人が180度を少し超えた先は見えませんが、この部分を普段見えていないと感じないように、自然な感じに見えない状態になります。例えば真正面から60度より先が欠けたとすると、その先は脳が補完し、風景がそのまま続いているように見えるようです。しかし実際には見えていないので、横から人が来た時は60度より内側になると突然見える感覚になります。

人間には盲点という健康な人でも元々見えない箇所がありますので、その個所を探して指をかざしてみると指が見えません。しかしこの盲点は知らなければ気づかない人が多いのと同じ感覚のようです。

近視

は網膜に映像は映っていてもピントがずれているだけの状態なのでメガネで済むため、通常の生活に大きな支障はなく過ごせると思います。

弱視

網膜自体が発達しなかった状態で、映像が網膜にしっかりと映っていないために、メガネなどでの矯正をしても矯正されません。例えば視力が0.05の方がいた場合、メガネもコンタクトもない状態で過ごすことになります。

斜視

外斜視、内斜視、上下斜視があります。立体感がなくなり、使っていない方の目が弱視になる可能性があります。見た目を気にすることもありますし、機能的にも手術が必要な場合があります。

失明

完全に目が見えなくなってしまいます。

最初から両目が見えない場合、例えば見えていた人が失明した場合には、脳に見える電気信号を送った場合には脳で見ることができるのですが、失明している人は最初から物を見ていないので脳が理解できずに電気信号では見ることができなかったという話があります。しかし最初から見えない人は産まれた時から見えないのでそれなりに生活ができるのですが、途中で見えなくなった人は生活をするのに多大なる気力・労力がかかり、不便を感じるそうです。

未熟児網膜症その2へ続きます。

Toru Matsura

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2015年15月874gの息子(ひのくん)誕生。子育てに奮闘中。猫命。中学校の英語の先生がマツウラでMatsuraと書いていたので真似して使い続け、今に至る。

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